国際渉禽類研究グループ(IWSG)は、世界中の研究者、市民科学者、自然保護活動家などがメンバーとなっている、渉禽類研究において最も影響力があり、長年にわたる研究グループの一つです。2022年のIWSG会議は、2022年9月22日から25日まで、ハンガリー第3の都市セゲドで開催されました。これは、COVID-19パンデミックの発生以来、ヨーロッパの渉禽類研究分野における初のオフライン会議となりました。Global Messengerは、この会議のスポンサーとして参加しました。
会議の開会式
会議で展示されたグローバルメッセンジャーの軽量送信機
今年の会議では、グローバル・メッセンジャーが主催する鳥類追跡ワークショップが新たに追加され、渉禽類研究者が追跡研究に積極的に参加することを奨励しました。グローバル・メッセンジャーを代表してビンラン・チュー博士が行ったオグロシギの渡り追跡研究に関する発表は、大きな関心を集めました。
弊社代表の朱炳潤がプレゼンテーションを行いました
ワークショップでは、追跡プロジェクト賞も設けられ、参加者はそれぞれ3分間で自身の追跡プロジェクトを発表し、その成果を披露しました。委員会による審査の結果、ポルトガルのアヴェイロ大学とハンガリーのデブレツェン大学の博士課程の学生がそれぞれ「最優秀科学プロジェクト賞」と「最優秀人気プロジェクト賞」を受賞しました。両賞の賞品は、Global Messenger社から提供された5台のソーラー式GPS/GSM送信機でした。受賞者は、これらの送信機をポルトガルのリスボンにあるテージョ川河口とアフリカのマダガスカルでの研究に使用すると述べました。
Global Messenger社が本会議のために提供したデバイスは、BDS+GPS+GLONASSマルチ衛星ナビゲーションシステムを搭載した超軽量送信機(4.5g)の一種です。このデバイスは地球規模で通信が可能で、世界中の小型鳥類の移動生態を研究するのに適しています。
受賞者は賞を受け取る
2021年度「最優秀鳥類追跡プロジェクト」受賞者である南アイスランド研究センターのカミロ・カルネイロ博士は、グローバル・メッセンジャー(HQBG0804、4.5g)が支援するチュウヒの追跡研究について発表しました。オランダ王立海洋研究所の研究員であるローランド・ボム博士は、グローバル・メッセンジャーの送信機(HQBG1206、6.5g)を使用したオオソリハシシギの追跡研究について発表しました。
ローランド・ボム博士によるオオソリハシシギの渡りに関する研究
カミロ・カルネイロ博士によるチュウシャクシギの渡りに関する研究
Global Messengerへの謝辞
投稿日時: 2023年4月25日
