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渡りのルート上にある湿地の破壊は、絶滅危惧種であるクロツラヘラサギ(Platalea minor)の繁殖個体群を脅かしている。

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著者:Jia, R., Liu, D., Lu, J., Zhang, G.

渡りのルート上にある湿地の破壊は、絶滅危惧種であるクロツラヘラサギ(Platalea minor)の繁殖個体群を脅かしている。

著者:Jia, R., Liu, D., Lu, J., Zhang, G.

ジャーナル:地球生態学と保全、p.e01105。

種(鳥類):クロツラヘラサギ(Platalea minor)

抽象的な:

クロツラヘラサギ(Platalea minor)の繁殖個体群をさらに保護するためには、繁殖分布地や渡り経路、特にクロツラヘラサギの重要な中継地や越冬地の現在の保全状況を把握することが重要です。2017年7月と2018年の7月に、中国北東部の遼寧省荘河で6羽の個体に衛星送信機を装着し、繁殖期の重要な分布地や詳細な渡り経路を特定しました。その結果、荘河湾、青堆子湾、大陽河口が8月から10月にかけてクロツラヘラサギの重要な採餌場およびねぐらであることがわかりました。山東省膠州湾、江蘇省連雲港と塩城は秋の渡りの重要な中継地であり、江蘇省塩城、浙江省杭州湾、台湾の台南の沿岸地域は、中国の江蘇省塩城、浙江省杭州湾、台湾の台南の沿岸地域よりも雨量が多く、雨期にはさらに雨が多くなりました。江西省鄱陽湖や安徽省南邑湖などの内陸部は、重要な越冬地でした。本研究は、中国におけるクロツラヘラサギの内陸回遊経路を報告した初の研究です。主要な繁殖分布、秋の回遊経路、そして現在の脅威(養殖、干潟の干拓、ダム建設など)に関する本研究の知見は、絶滅危惧種であるクロツラヘラサギの保全と国際的な行動計画の策定に重要な意味を持ちます。

HQNG (12)

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https://doi.org/10.1016/j.gecco.2020.e01105